カリフォルニアでの大規模な山火事や、大分の佐賀関で発生した火災の悲劇は記憶に新しく、炎の恐ろしさを改めて私たちに突きつけました。特に空気が乾燥する2月から3月にかけては、1年の中で最も火災が発生しやすい危険なシーズンです。
「もし自宅が火事になったら、3分以内に避難できますか?」
一刻を争う火災発生時、大切な財産や思い出の品をどう守るか、そして何より自分と家族の命をどう守るか。その解決策として、マスターロック・セントリー日本株式会社は、耐火性能が高い金庫と新製品を活用した新たな防災スタイルを提案しています。
迷いなく逃げるための新常識「置いてく防災」
同社が2026年より提唱しているのが、「逃げ一択防災」という考え方。災害への備えといえば、非常持ち出し袋などの「持ってく防災」が一般的ですが、火災発生時の猶予はわずか数分。何を持ち出すかで迷っていては逃げ遅れるリスクがあります。そこで、大切な物や生活再建に不可欠な物をあらかじめ耐火金庫に守っておくことを「置いてく防災」と定義しました。
「もしもの時は、金庫が守ってくれる」。この安心感こそが、家財への未練を断ち切り、避難を唯一の選択肢(逃げ一択)にすることを可能にします。
データで見る火災発生の現状とリスク
消防庁発表のデータによると、日本全国での火災発生件数はここ10年ほど横ばいで推移していますが、楽観視はできません。
火災発生件数:令和6年実績で37,141件
死者数:1日あたりの平均死者数は約4.1人
高齢者の被害増:建築技術や消防技術が向上しているにも関わらず、高齢者(65歳以上)の死者数は微増傾向
また、湿度が25%以下になると火災リスクが急増します。特に2月・3月は乾燥注意報の発令が多く、過去3年間のデータでも3月が最も火災が多い月となっています。気象庁などの発表によれば、少雨傾向が続く地域もあり、火災への警戒は今後さらに重要となります。
現役消防士が伝授! 生死を分ける「5つの備え」
なぜこの時期にリスクが高まるのか。それは北風が強く乾燥する日が多いため、火の回りが早くなるからです。現役消防士へのインタビューから導き出された、火災から命を守るための「5つの備え」を紹介します。
備え① 自宅周辺の火災リスクの把握
消防車が入りにくい狭い道や、木造住宅の密集地は延焼リスク大。ハザードマップには載らない地域特性を自ら把握し、高い防災意識を持つことが必要です。
備え② 火災になりやすい気候確認
乾燥注意報(最小湿度25%、実効湿度50%基準など)や火災警報の発令中は特に注意。2026年1月から運用が始まった「林野火災警報」の情報収集も重要。
備え③ 自宅の火災予防
・住宅用火災警報器、消火器の設置。
・防炎・防火素材の建材使用。
・玄関付近を整理し、避難の妨げを減らす。
・寝たばこ禁止、コンロから離れない、コンセントのトラッキング防止など生活習慣の見直し。
備え④ 初期消火の備えと基準把握
火が出たらまず「119番通報」。初期消火の目安は「出火3分以内」。炎が自分の目線より高くなったり、壁・天井へ燃え移ったら、消火を諦めて直ちに避難すること。
備え⑤ すぐに避難が可能か
避難経路の確保に加え、「貴重品を1か所にまとめておく」ことが重要。探す時間を無くし、すぐに持ち出せる、あるいは金庫に任せて逃げられる体制を整えましょう。
安心して逃げるための「守りの要」製品ラインナップ
「置いてく防災」を実現し、過酷な火災から大切なものを守るマスターロック・セントリー日本の主力製品と新製品を紹介します。
ビッグボルトシリーズ JTWモデル
セキュリティと耐火・耐水を極めた家庭用金庫の最高峰。

商品名:JTW082GEL
特徴:従来比60%UPの極太カンヌキ。2時間で1010℃まで加熱するUL耐火試験合格。デジタルメディア耐火、耐水性能あり。
スペック:耐火1時間、耐水24時間、容量22.8L、A4ファイル収納可。
価格:オープン価格
URL:https://masterlocksentry.jp/sentry/product/jtw082gel/
ビッグボルトシリーズJFWモデル
指紋認証を搭載したハイセキュリティモデル。

商品名:JFW205BXL
特徴:指紋認証とテンキーの併用が可能。こじ開けに強い蝶番などの堅牢な作り。
スペック:耐火1時間、耐水24時間、容量56.6L、指紋認証対応。
価格:オープン価格
URL:https://masterlocksentry.jp/sentry/product/jfw205bxl/
耐火バッグ&【新製品】耐火・耐水あんしんポーチ
手軽に導入できる「第二の守り」。

商品名:FBWLZ0(耐火バッグ)
特徴:グラスファイバー4層構造。A4フラットファイル収納可能。
URL:https://masterlocksentry.jp/sentry/product/fbwlz0/

商品名:(左)JFBWLZ1 (S size) /(右)JFBWLZ2 (M size) ※3月中旬発売予定
特徴:モバイルバッテリーの発火リスクにも備えるポーチ。第三者機関での燃焼性試験クリア。
●万が一の時も安心「火災保証」
セントリーの耐火金庫が火災で焼けてしまった場合、同等品と交換する「ライフタイムワランティー(火災保証)」が付帯しています(※購入証明が必要)。
いざという時どう動く? 「逃げ一択防災」の実践
「逃げ一択防災」は、金庫というハードウェアと、迅速な判断というソフトウェアの両輪で成り立ちます。「金庫にあるから大丈夫」と割り切り、迷わず避難することが可能となります。
≪火災の「逃げ一択防災」のアクション≫
①自宅周辺の火災リスクの把握
②火災になりやすい気候確認
③自宅の火災予防
④初期消火の備えと基準把握
⑤すぐに避難が可能か
「持ち出す防災」と「置いてく防災」の仕分け
防災士・藤田実沙さんによると、避難時の荷物は最小限にすることが生死を分けます。
持ち出す防災(リュックへ):
千円札と小銭、家族分の水、LEDライト、モバイルバッテリー、簡易トイレ、薬など。「一日しのげる量」に厳選。
置いてく防災(金庫へ):
印鑑・実印、通帳、権利証、契約書、パスポート、思い出の写真やデータ、貴金属など。「無くしては困るが、今すぐ生命維持に必要ないもの」。
※現金の保管について
家に大量の現金がある場合、全て持ち出して避難するのは盗難や紛失のリスクがあり、避難の足手まといにもなります。藤田防災士は「金庫で保管するのが一番。ただし完璧ではないので、極力家には置かないのが理想」としています。
火災は自然発火ではなく、ほとんどが人の不始末。だからこそ、事前の策で被害を最小限に食い止めることができます。
大切な思い出や財産を強固な金庫に託すことは、単なる物品の保管にとどまりません。「守られている」という安心感が、パニックになりがちな火災現場において、迷わず「逃げる」という決断を後押しし、あなたと家族の命を救うことにつながります。
この火災シーズンを機に、避難を最優先にする「逃げ一択防災」と、それを支える「置いてく防災」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。