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「クルマのリサイクル」作品コンクール入賞者決定!子どもたちが描いた未来へのメッセージ

私たちの身の回りには、役目を終えた後も新たな形で生まれ変わるものがたくさんあります。なかでもクルマのリサイクルは、限りある資源を有効活用するうえで欠かせない取り組みの一つです。しかし、その仕組みや重要性をどれだけの人が意識しているでしょうか。
そうした中で、公益財団法人自動車リサイクル促進センター(JARC)が開催している「クルマのリサイクル」作品コンクールは、子どもたちが環境問題について考えるきっかけを与えてくれる貴重な場となっています。今年で8回目を迎えた本コンクールでは、全国の小学生から多くの作品が寄せられました。ポスターや標語を通じて、子どもたちはどのようにリサイクルを捉え、どんな未来を描いたのでしょうか。
資源循環の大切さが叫ばれる今だからこそ、彼らの視点や発想には、大人も学ぶべきものがあるはずです。本記事では、コンクールの概要や受賞作品の特徴を紹介しながら、クルマのリサイクルが持つ可能性について考えていきます。

子どもたちの発想が光る!クルマのリサイクルを学ぶコンクール

「クルマのリサイクル」作品コンクールは、公益財団法人自動車リサイクル促進センター(JARC)が主催する、小学生を対象とした創作コンテストです。未来を担う子どもたちに、クルマのリサイクルの重要性を知ってもらい、環境問題への関心を高めてもらうことを目的に開催されています。
第8回目となる今回は、「クルマのリサイクル」をテーマに、全国の小学生からポスター、標語の2部門で作品を募集しました。クルマがどのようにリサイクルされ、資源として再活用されるのか、また、それが環境にどんな影響を与えるのかについて、子どもたちならではの視点で表現された作品が数多く寄せられました。
本コンクールの特徴は、単なる創作活動ではなく、応募者自身がクルマのリサイクルについて調べたり、考えたりする機会となる点にあります。参加を通じて、リサイクルの仕組みやその意義を深く理解し、自らの言葉や絵で表現することで、環境問題を「自分ごと」として捉えるきっかけとなっています。
また、優秀な作品は広く紹介されることで、より多くの人々にクルマのリサイクルについて知ってもらう機会にもなっています。子どもたちの発想力と創造力が、社会全体にどのような影響を与えるのか。今回のコンクールも、多くの人にとって新たな気づきをもたらすものとなりました。

作品に込めた環境への願い――リサイクルを彩る受賞作品たち

第8回「クルマのリサイクル」作品コンクールでは、全国の小学生から4,915点もの標語やポスターが寄せられました。作品は、どれも創造力にあふれ、クルマのリサイクルがもたらす未来への可能性を示唆するものばかりでした。厳正な審査の結果、標語・ポスター部門の入賞作品が選ばれ、さらに学校・学年・クラス単位など団体で応募した学校の中から団体賞も決定しました。それぞれの作品には、リサイクルを通じて未来をより良くしたいという子どもたちの思いが込められています。

最優秀賞

〈ポスターの部〉

前田 琥太朗(まえだ こたろう)さん
神奈川県相模原市立上鶴間小学校5年生
作品への想い:車のリサイクルは環境への負荷を減らす為にとても重要な事が分かりました。リサイクルをしない未来は空気が汚れ、植物も育たずゴミだらけ。そんな世界にはしたくない!そういう思いを込めてこの絵を描きました。

〈標語の部〉

岡野 涼香(おかの すずか)さん
東京都八王子市立いずみの森義務教育学校5年生
作品への想い:私たちが車をリサイクルすることで、みんなの未来がつながれるという思いを込めました。

小学生新聞賞

〈ポスターの部〉

縄 乃々香(なわ ののか)さん
北海道札幌市立資生館小学校5年生
作品への想い:車をリサイクルすることは資源循環型社会を目指す地球へのプレゼントです。車に乗ることは思い出を作るだけではなく、資源を未来の社会へ繋ぐことでもあります。明るく楽しい未来になるように願って絵を描きました。

〈標語の部〉

内田 ファムホワン 理於(うちた ふぁむほわん りお)さん
茨城県つくば市立学園の森義務教育学校6年生
作品への想い:毎年、廃車になってしまう車が多いけど、その廃車になってしまった車もまだリサイクルをして資源にできるということを今よりも多くの人に知ってもらいたい。

審査員特別賞

〈ポスターの部〉

新本 瑛真(にいもと えま)さん
大阪府大阪市立北恩加島小学校1年生
作品への想い:ふるくなった車もリサイクルしたらいろいろなあたらしいものにうまれかわれることをしりました。それでまたあえるとうれしいなあとおもって、みんながにこにこえがおのえをかきました。

脇 玲美奈(わき れみな)さん
静岡県静岡市立安東小学校4年生
作品への想い:古くなった車の部品を分別すれば、資源はくり返し利用する事ができて、二さん化炭素の排出もへらすことができます。正しくリサイクルをすれば、未来でも車に乗り続けられるよう、ねがいを込めて絵にしました。

戸田 結(とだ ゆい)さん
福岡県福岡市立照葉北小学校5年生
作品への想い:車の部品の96%がリサイクルされることにより、大気中の二酸化炭素が減って空気がきれいになり、地球温暖化の防止につながっています。地球に緑が増え、住みやすい環境が続いていくことを願っています。

〈標語の部〉

松本 すいか(まつもと すいか)さん
福岡県飯塚日新館小学校2年生
作品への想い:車も大切なしげんなので、買う人も乗る人も売る人も、みんなが車をリサイクルする事が大切だという事をわすれないでほしいと思います。私も大人になってもわすれないで、しっかりリサイクルしようと思います。

白坂 稟(しらさか りん)さん
鹿児島県鹿児島大学教育学部附属小学校3年生
作品への想い:車のリサイクルをとおして、人と車がきょう力して、いっしょに考えて、明るく、キラキラ広がっていく、未来への地図をつくりたいという思いをこめました。

高巣 真綾(たかす まあや)さん
広島県東広島市立郷田小学校5年生
作品への想い:リサイクルして未来へ、無限ではない資源をとどけられるように考えました。

廣川 哩桜(ひろかわ りお)さん
広島県府中町立府中中央小学校6年生
作品への想い:車を大切に乗っておわりじゃなくてリサイクルをして次の人にまた大切につかってもらう方が地球にもやさしいとおもうしリサイクルしたら分からないかもしれないけどまたあえるかのうせいがあるからこの標語を作りました。

低学年賞

〈ポスターの部〉

片山 亮太郎(かたやま りょうたろう)さん
大阪府豊中市立上野小学校2年生
作品への想い:のらなくなった車の中にはたくさん部ひんがあってリサイクルできるものがつまっているんだなぁとしって、たからばこみたいだと思ってかきました。

〈標語の部〉

鷹取 遵(たかとり まもる)さん
兵庫県加西市立宇仁小学校2年生
作品への想い:ぼくは、車のリサイクルについて調べた時に、学校や橋の材料になることに1番びっくりしました。お母さんに教えてあげると、お母さんもびっくりしていたので、知らない人が多いと思って、この標語を作りました。

子どもたちの視点から学ぶこと

今回の「クルマのリサイクル」作品コンクールを通じて、子どもたちが環境問題をどう捉え、どんな未来を思い描いているのかを知ることができました。特に印象的だったのは、「リサイクルはただの処理ではなく、新たな可能性を生み出すものだ」という視点です。大人にとって当たり前の仕組みも、子どもたちの目を通せば、驚きや発見に満ちたものとして映ります。
私たちが普段、何気なく使っているものの“その先”に目を向けること。それは、持続可能な未来をつくる第一歩なのかもしれません。
リサイクルは、未来を支える重要なテーマでありながら、日常の中では意識されにくいものです。しかし、子どもたちの自由な発想やまっすぐなメッセージを受け取ることで、改めてその価値を見つめ直す機会になりました。彼らの想いが、より多くの人に届き、リサイクルの輪が広がっていくことを願っています。