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宇野昌磨がeスポーツの世界へ本格参戦! 東大卒プロゲーマー・ときどと共にプロチーム「VARREL」へ電撃加入

2026年5月1日、東京ビッグサイト。熱気に包まれる格闘ゲームの祭典「EVO Japan 2026」の会場内に設置されたVARRELブースにて、eスポーツ事業を手がける株式会社CELLORBが、同社の運営するプロeスポーツチーム「VARREL(バレル)」のリブランディングを発表する特別記者会見を開催しました。

そこで発表されたのは、ロゴやユニフォームを刷新し、新たなスタートを切る「VARREL REBORN」。そして最大のサプライズは、プロフィギュアスケーターの宇野昌磨選手と、東大卒プロゲーマー・ときど選手の新規加入。フィギュアスケートと格闘ゲーム、全く異なるフィールドで頂点を極めた2名の「世界王者」が、プロeスポーツチームで交差します。

eスポーツを「一過性の熱狂」から「長く愛される文化」へ

会見の冒頭、株式会社CELLORB 代表取締役CEO 佐久間衡氏が登壇。チームリブランディングの背景を語りました。


CELLORBが掲げるミッションは「ゲームの力で世界をつなぐ(Connect the world through play)」。年齢や国境、言語といったあらゆる壁を越えて楽しめるゲームの力に、無限の可能性を見出しています。

VARRELが世界に向けて大きく挑戦していくこのフェーズで、チームが目指すのは、eスポーツを一過性の熱狂で終わらせないこと。長く愛され続ける「文化」として、持続的に根付かせていくという決意。そのための新コンセプトが「ALL VARREL」です。チームや選手だけで完結するのではなく、ファンやスポンサーと共に喜びや悔しさを分かち合い、価値を積み上げていく存在でありたい。そんな強い思いが込められています。

この思想は、新たに刷新されたチームロゴにも色濃く反映されています。叡智の象徴であり、知見と判断の質を高め蓄積していくことを表す「フクロウ」。そして、チーム、ファン、歴史や文化がつながり持続していくことを表す「循環」のモチーフ。新生VARRELの哲学を体現するエンブレムの誕生です。

異色の二刀流と格ゲー界のレジェンド、新ユニフォームで堂々登壇

会場のスクリーンに新メンバー加入のスタイリッシュなPVが流れると、新ユニフォームに身を包んだときど選手と宇野昌磨選手が大きな拍手に迎えられてステージに姿を現しました。

「昨日までは無職のゲーマーとして活動していた宇野昌磨なんですけれども、今日からVARRELさんに所属して、ちゃんとしたゲーマーとして活動していきたいと思います」。宇野選手のユーモアを交えた挨拶に、会場は温かい空気に包まれます。

続いて、ときど選手が「改めまして、VARRELのときどでございます。よろしくお願いいたします!」と力強く意気込みを語りました。

2人が着用する真新しいユニフォームには、今回新たにパートナーに加わった、アメリカン・エキスプレス(AMEX)とASUSのゲーミングブランドRepublic of Gamers(ROG)のロゴが。アメリカン・エキスプレスは、この日よりファンと共にチームを支える新規カード入会キャンペーン「VARREL 世界挑戦応援キャンペーン」を開始。限定の直筆サイン入りユニフォームやチームイベントへの招待など、ファンと選手をつなぐ強力なバックアップ体制に入ります。両選手も、世界を転戦する上でのグローバルブランドからのサポートに、力強い期待感を示しました。

互いをリスペクトする2人の「世界王者」。フリップトークで見せた素顔

会見の後半では、両選手の素顔に迫るフリップトークを実施。

Q. VARREL加入を決めた理由は?

ときど選手の回答は「さすがに」。
「実は2年ほど前からVARRELへの加入は決意していました。ただ、ストリートファイターリーグでの悔しい敗戦があり、前所属チームでもう1年やり残したことをやり遂げたかったんです。今年、満足のいく結果を残せたので、名残惜しさはありつつも、『さすがに』ここでVARRELとして新しいページを作っていきたいという思いで合流させていただきました」

対する宇野昌磨選手の回答は「熱」。
「競技人生を引退して痛感したのは、宇野昌磨という著名人としての名声は有限であり、自分自身で切り開いていかなければいつか終わってしまうということでした。大好きなゲームでも活動の場を広げたいと考える中、VARRELの持つ熱い思いに強く惹かれました。僕が世界のトップに立てたのは、誰よりも強い思いがあったからです。VARRELの全員からその同じ熱を感じたことが、加入の決め手です」

Q. お互いの印象は?

宇野選手の回答は「漢」。
「以前からゲームに懸けるストイックな一面は知っていて、僕のような少しふざけたタイプの人間は敬遠されるのではないかと思っていました。でも実際にお会いすると、かっこいい一面がありながらも非常に気さくで、飾らない人柄でした。同じ男性として憧れる『漢』だと感じています」

ときど選手の回答は「しっかり者」。
「僕よりも10歳以上若いですが、若くして世界のアスリートの頂点に立った人はどんな人だろうと興味がありました。YouTubeやSNSでのエンターテイナーとしての顔とは裏腹に、自分の価値が有限であることを理解し、先を見据えて考えている。非常にしっかりしていると感心しました」

また、記者からの質疑応答で、生活のウェイトについて問われた宇野選手は「睡眠とゲームとスケートは1:1:1」と回答。「ゲームで抱えたストレスはスケートで発散でき、スケートのストレスはゲームで発散できる。世界を目指す人がいれば、この黄金比率を推奨します」と独自のルーティンを明かしました。

さらに、プロゲーマーという肩書きへのリクエストを問われると、競技シーンへの深いリスペクトを語ります。

「僕にとってプロゲーマーとは、最前線で戦う人たちです。僕はそこで戦うわけではないので、プロゲーマーとは呼ばないでほしい。ゲーマー、ツイッタラー、スケーター、お好きなように呼んでください。プロゲーマーという言葉は、本当に努力されている人たちのための価値ある名前なので」

新生VARRELが描く、日本のeスポーツシーンの新たな歴史

フィギュアスケートと格闘ゲーム。全く異なるアプローチで自らを極め、世界を魅了してきた2人が、「VARREL」という舞台で強固なスクラムを組みました。

リブランディングによって生まれ変わったVARRELは、単なる「勝つためのチーム」にとどまりません。トップアスリートの知見と、プロゲーマーの勝負哲学が交わることで、ゲームの持つ楽しさ、熱狂、そして感動を社会全体に広げていく存在への進化。

「ALL VARREL」を掲げ、ファンやパートナーと共に歩む彼らの新たな挑戦。eスポーツを真の「文化」へと昇華させるための物語が、ここから始まります。