武蔵野大学は、2026年4月に新たな学部「通信教育部国際データサイエンス学部」(MIDS)を開設するにあたり1月27日(火)、武蔵野大学有明キャンパスにて記者発表会を開催しました。当日は各分野の専門家も招いたトークセッションなども行われ、データサイエンスの力で世界の諸課題に立ち向かう新学部の意義・魅力について説明・発信しました。
武蔵野大学は現在、通学制で「データサイエンス学科」を開設しており、AIアルゴリズム 、AI応用、ソーシャルイノベーションという3つの軸から構成された同学部では、その3つを組み合わせて研究体験連動型学習を行い、学生はデータサンス及びAIの基知識と技術を習得。それらを社会・世界に点在する課題解決に展開することを目指しています。

その上で今回の新しいMIDSは、この研究体験連動型学習を遠隔教育環境で実施するという特徴があります。ローカルな知見を、現地にいながらにしてグローバルな知識へ昇華させることができるデータサイエンス教育を目指すものであり、今回のトークセッションでは、データサイエンスの力で世界の諸課題に立ち向かうというテーマの下、新設学部であるMIDSへの期待や可能性について、各パネリストが意見を述べました。

登壇した武蔵野大学の学長・小西 聖子氏は、武蔵野大学の通信教育部に新しいデータサイエンス学部を作る意義や期待について、「データサイエンスが今後の社会・世界で基本になるだろうと、どなたも思っていることだと思います。わたしも今後の根感になるものと思っています。そのデータサイエンスを国際的に教育していくことは非常に意味があることと思っていますので、今回の開設に至りました」と最初に説明しました。

次にデジタル庁参事官の浅岡 孝充氏は、社会の現状について、次のように説明しました。「今、どこでもDX人材が必要という話をうかがいますが、デジタルはあくまでもツールなので、 課題を見つけ、その課題を共有し、そしてゴールを設定して、その課題解決をしっかりできる。トランスフォーメーションできる人材を社会が必要としています」。

続けて、「データサイエンスは、DXデジタルを使ったイノベーションやトランスフォーメーションを進めていく上で非常に大事なので、そこをきちんと学んでいくことは、まさに社会が必要としている人を育てていくという意気込みをひしひしと感じていて、非常に大事な取組みだなと受け止めております」と、デジタル人材ではなくDX人材が重要と説明しました。

また、企業のアドバイザーとしての活動や社会人向けの大学院教育などに注力する紣川 謙氏は、日本の経済や企業競争力の視点でデータサイエンス教育の重要について次のように解説しました。

「デジタル人材、DX人材という視点から課題解決が大切だというお話ですが、企業視点でもまったく同じことが言えると思います。わたしもデジタル、データサイエンスというものは手段であると考えており、どう課題を解決するかということが本質的に大切なことだと思っています。データサイエンスの素晴らしいところは、今まで解決できなかった課題がAIの力、あるいはビッグデータの力で、 新しい技術によって解決できるようになるということが素晴らしいところで、今まで解決できなかった課題を企業が解決することによって社会に新たな価値を提供する。そしてそれが、日本の企業の競争力につながり、日本の経済、世界の経済に貢献することにつながるとわたしは考えております」。

パネリストのトークを受け、データサイエンス学部長/国際データサイエンス学部学部長就任予定の清木 康氏は、「通信性の枠組の中でこの学部をスタートさせることの意味は、いわゆる居住地にいながらにして居住地の近いところで発生している多くの問題に取り組めるという、これは最大のアドバンテージだと思います。たとえば海洋のプラスチックの問題や自然環境の問題は、都会にいて勉強していてもなかなかその実態は分からない。実際にその場所の近くにいてその問題の本質を見抜き、 どういうアプローチをするか、その時に今お話いただいてるようなトランスフォーメーションやデジタルの利用が必要だと思っています。すなわち東京のキャンパスで勉強するということも非常に機能的には重要だと思いますが、現地にいるということが大事な時代が来 ている。それがこの新しいMIDSというスクールの大きな本質だと考えています」と志について語りました。

武蔵野大学に4月1日(水)新設の「通信教育部国際データサイエンス学部」(MIDS)は、入学定員(収容定員)は32名(168名)。