新潟県三条市の産業用機器・部品の製造メーカーSANKAが、業界初のUVスチーム機能を搭載した「UVスチーム加湿器シリーズ」を9月8日より順次発売します。従来、加湿器といえばノドや肌のトラブル対策のためのものでしたが、近年は感染症や花粉症対策としても注目されています。でも、加湿器のタンク内の水が腐っていたり、雑菌だらけだったら、逆に健康を損なうことも。そのため、いくつかある加湿器の方式の中でも本体内で水を煮沸するスチーム式が根強い人気を誇っていますが、「UVスチーム加湿器シリーズ」はさらにそのスチームにUV-C(深紫外線)を照射することでW除菌し、これまでにない衛生的な加湿を実現します。
そもそも紫外線には「UV-A」「UV-B」「UV-C」の3つがありますが、太陽からオゾン層を抜けて地表に届く紫外線のうち、90%近くをUV-Aが占めます。AからB、BからCと紫外線が強くなるに従って殺菌力は強くなりますが、UV-BがUV-Aの約50倍以上、UV-CがUV-Aの約1000倍以上と、とてつもない能力があり、それがカラダに当たると人類はおろか動植物さえも生きてはいけないほど強力なのです。「UVスチーム加湿器シリーズ」ではそんなUV-Cを本体内でスチームに照射することであらゆる雑菌を死滅させ、安心安全な水を使った加湿を行うわけです。またスチーム式加湿器の水蒸気には無数の微細な水の粒子が含まれていますが、これにUV-Cを照射すると超微細化し、水蒸気が無色透明だったのに対して、キメの細かい白い蒸気が目視できるようになります。超微細化水粒子は、水蒸気よりも素早く部屋の空気に溶け込んでスピーディーに加湿します。
今回順次発売されるのは、持ち運びできる小柄なポータブル型からサーキュレーターを搭載したハイエンドモデルまで全3機種です。それでは早速それぞれのスペックを見ていきましょう。
サーキュレーター付 UVパワースチーム式加湿器
SSH-8100UVBK
本体にサーキュレーターを搭載し、部屋中をムラなくスピーディーに、そして強力に加湿してくれるハイエンドモデルです。衛生加湿は「AUTOモード」「ecoモード」「Hyperモード」の3つのモードが用意され、部屋の乾燥具合に合わせて選択できます。これらのモードはサーキュレーターをOFFにしての運転も可能で、また逆に加湿せずにサーキュレーターだけの運転を選ぶこともできるので、洗濯物の部屋干しの際にも効力を発揮してくれます。また「UVスチーム加湿器シリーズ」で同モデルだけアロマトレイを搭載しているので、アロマオイルを使った癒しのひと時も楽しめます。
水タンクは大容量の4L。蓋を外せば手を入れてのお手入れもできるので、衛生面も安心です。
SSH-8100UVBK 製品概要
正式名称:サーキュレーター付UVパワースチーム式加湿器
価格(税別):OP価格(市場想定価格35,000円)
最大適用床面積(目安):和室13.5畳(22㎡) / 洋室22畳(37㎡)
定格電圧/周波数:AC100V / 50/60Hz
消費電力:加湿器 650W / サーキュレーター 19W
加湿量:約800ml/h ※室温20℃、タンク満水時、運転モード「Hyper」の場合
タンク容量:約4.0L
連続加湿時間(目安):約5時間 ※条件は加湿量同様
サイズ(W×D×Hmm):335×200×390
重量:約5㎏
備考:風量3段階・OFFタイマー・転倒OFFセンサー付き、アロマカップ付き
UVスチーム式加湿器
SSH-4100UVBK
「AUTOモード」と「強・弱モード」の3つの加湿モードを搭載。UVランプのスイッチを入れることで水の粒子が超微細化して、まるで純白のシルクのような滑らかなスチームを噴出します。加湿量は約400ml/hで、和室なら7畳、洋室なら11畳の標準的な部屋の広さをカバー。寝室に置くにもピッタリなモデルです。
SSH-4100UVBK 製品概要
正式名称:UVスチーム式加湿器
価格(税別):OP価格(市場想定価格22,000円)
最大適用床面積(目安):和室7畳(11㎡) / 洋室11畳(18㎡)
定格電圧/周波数:AC100V / 50/60Hz
消費電力:350W
加湿量:約400ml/h ※室温20℃、タンク満水時、運転モード「強」の場合
タンク容量:約3.6L
連続加湿時間(目安):約9時間 ※条件は加湿量同様
サイズ(W×D×Hmm):270×155×355
重量:約3.0㎏
備考:加湿量設定2段階、OFFタイマー、転倒OFFセンサー
パーソナルUVスチーム式加湿器
SSH-2100UVBK
大型のハンドル付きなので、持ち運びも楽々なコンパクトモデルです。デスクやテーブル、ベッド横のサイドテーブルなど、様々な場所でUVスチームを体感できます。
SSH-2100UVBK 製品概要
正式名称:パーソナルUVスチーム加湿器
価格(税別):OP価格(市場想定価格17,000円)
最大適用床面積(目安):和室3畳(6㎡) / 洋室6畳(9㎡)
定格電圧/周波数:AC100V / 50/60Hz
消費電力:200W
加湿量:約200ml/h ※室温20℃、タンク満水時の場合
タンク容量:約1.5L
連続加湿時間(目安):約7.5時間
サイズ(W×D×Hmm):270×150×230(ハンドルを倒した状態)
重量:約2.0㎏
備考:OFFタイマー、転倒OFFセンサー
まだまだ蒸し暑い日が続く日本列島。でも秋になって涼しくなり始めたら、徐々に襲ってくるのが“乾燥”です。ノドやお肌に乾燥トラブルが発生しがちな冬が来る前に、秋の段階から保湿する習慣を身につけたいですね。そんな時に衛生面からも安心して使えるUVスチーム加湿器を、今のうちからチェックしておくといいのではないでしょうか。またSANKAでは、このほかにも様々なスグレモノを販売しています。中でも記者が「これはスゴイ!」と感じたのが、〈一般家庭用腐敗防止装置 CLEAN BOX〉。これはマイナス11度でゴミを冷やすことで、臭いを根本的に凍らせるゴミ箱です。生ゴミだけでなく、紙おむつやペットシーツなどあらゆる臭いのもとから解放させてくれます。こちらは、また機会があれば紹介したいと思います。
こちらが〈一般家庭用腐敗防止装置 CLEAN BOX〉。見た目は高級感のある削り出しのスタイリッシュな箱にしか見えません。
内部はこんな感じ。ここに入れておけば、ゴミが凍って臭いもシャットアウトしてくれます。