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アディーレ未来創造基金が発足した「#奨学金返済 支援プロジェクト」記者発表会に田村淳さんら豪華ゲストが登場

みなさんは奨学金破産という言葉を知ってますか? 大学進学などの際に多くの人が利用する奨学金ですが、そのほとんどが貸与型で、卒業後は返さなければなりません。「借りたのだから返すのは当たり前」と思うかもしれませんが、新卒で薄給の人たちにとっては、それが重くのしかかっているのが現実です。夢を描いて大学に行ったのに、返済のために夢をあきらめている人があまりにも多いのです。そんな中、CMでもおなじみのアディーレ法律事務所が発起人の奨学金返済のための支援プロジェクトが発足し、10月10日には都内某所で開催された記者発表会にはタレントの田村淳さん、貴島明日香さん、白本彩奈さんがゲストとして登場しました。

(左から)貴島明日香さん、アディーレ法律事務所 弁護士 島田さくらさん、アディーレ法律事務所 代表弁護士 鈴木淳巳さん、公益財団法人公益推進協会 代表理事 福島達也さん、田村淳さん、白本彩奈さん

トークセッションではゲストの3人が奨学金にまつわる思いを語ってくれました。

自身が大学進学していなかったため、奨学金の問題をわかっていなかったという田村淳さん。キュウソネコカミという好きなバンドが曲の中で「奨学金に殺されそうだ」というメッセージの歌を歌っているのを聴いて、そこから奨学金問題について調べ始めたそうです。本来は「学びたいけどお金がなくて学べない」という人のための制度のはずなのに、社会に出ていく前にすでに借金ができてしまい、夢や希望が思い通りに進められないというのは問題だと熱く語ってくれました。

5人兄妹の貴島明日香さん。実際にお兄さんと妹さんが奨学金制度を利用して好きなことを学べたことから、重要な制度であることは理解していると説明してくれました。

「#奨学金返済 支援プロジェクト」のイメージキャラクターを務める白本彩奈さん。キービジュアル撮影時は、奨学金の支援ということで強い眼差しながらも、どこか少し悲しい表情づくりを心がけたそうです。二浪して現在は大学一年生の白本さんは、もう少し充実した制度や安心できる支援があれば利用していたかもしれないと本音を語ってくれました。

実は20代から30代の大学進学者の3人にひとりが利用している奨学金制度。そしてその86%が貸与型奨学金で、そのうち51.5%が現在返済中という現実がアンケートで明らかになりました。返済は卒業した翌月からが始まることを考えると、田村さんの言うように社会人になる前から借金が用意されていることにほかなりません。将来に向けて学ぶために借りた奨学金がネックとなって夢を諦めるなんて、本末転倒も甚だしいですよね。今回発足したプロジェクトをきっかけに、さらに多くの支援プロジェクトが立ち上がって、多くの人が本来持っていた夢を叶える手助けをしてくれるといいですね。

■『#奨学金返済 支援プロジェクト』概要
・助成対象:2024年3月31日時点で満19歳~満34歳の方で貸与型奨学金の受給者 現在返済残額があり、2024年3月末時点で返済義務を有する方
・金額:2024年3月31日時点の残額を全額支援
・応募期間:2023年10月10日14時~2023年12月10日23時59分
・発表時期:2023年12月末を予定
・助成時期:2024年3月の予定
・応募方法:プロジェクト公式WEBサイト内の「エントリーフォーム」より応募。動画もしくはPDFにて、夢をテーマにしたレポートを提出
・審査方法:外部の審査員協力のもと、アディーレ未来創造基金にて助成対象者を決定
※注意事項:助成決定者は、奨学金残高証明書等による借り入れ証明が必要となります。