静岡県、伊豆高原…温泉や観光スポットなどの見どころが満載で観光客が絶えない人気エリア。伊東八景の1つで、城ヶ崎海岸・大室山・一碧湖など代表的な景勝地がそろいます。そして温泉に至っては伊豆半島に温泉地がさまざまなあれど湯量は随一!東京から新幹線に飛び乗れば2時間弱で伊豆高原駅に到着。そんな伊豆高原で見つけた、美人女将の丁寧な持て成しに感動した一棟貸しのお宿を紹介します。
「伊豆高原 古民家の宿 美陽」は伊豆高原の静かな一角にたたずみます。周りにも宿が点在している地域ですが、趣のある古民家はひときわ目を惹きます。
小さな秘密基地のような玄関をくぐると、日本の伝統技術である美しい「梁(はり)」に息をのむ空間が広がります。
奥に見えるいろりは現役で、お餅を焼いたり海鮮の踊り焼きをしたりと宿泊されるお客さまを楽しませているそう。
家具はアンティークでそろえ大正浪漫の雰囲気に女将自らコーディネート。こちらで夕食・朝食をいただきます。
2階は、天井から光が降り注ぐお部屋とベッドルーム。
こちらも1階同様、アンティークのベッドや椅子、クッションなど…大正浪漫のイメージに統一されていてとっても雰囲気があります。お姫さまになったかのような気分が味わえさぞ女性のお客さまが多いと思いきや、男性客も多いんだとか。
自慢の温泉は源泉100%掛け流し!
伊豆高原と言えばやはり温泉。熱海に拠点を持つ筆者は静岡県東部・伊豆の温泉はさまざま体験しましたが伊豆高原温泉の保温力の強さにびっくり!無色透明のくせのない優しいお湯でのんびりとリラックスできるな!と、入っている時はさほど個性を感じなかったのですが、お湯から上がってもずーっと体がポカポカしており、冷え性の筆者がじんわり汗をかくほどでした。 洗面台には定評のある化粧品・ボディ・ヘアケア用品がズラリ!ラグジュアリーホテルさながらのラインアップ。女将は元女優。納得です。
静岡の恵をたっぷりと!しゃぶしゃぶディナー
ディナーはスタートしたばかりのしゃぶしゃぶです。お肉は、出荷量が非常に少ない貴重な富士山のふもとで育った静岡ブランド豚「赤富士豚」。良質な脂肪の甘みを感じられるジューシーな肉質が人気です。
野菜は女将が直接足を運ぶ契約農家さんから調理する直前に仕入れる新鮮野菜達です。箱根西麓と地続きの田中山で育つ「ろっぽう野菜」や、自然農法×土壌学で美味しい美味し い野菜を育てる「おたふく農園」のなどのこだわりの野菜がズラリ!お肉を食べないヴィーガンの方のために、大根に出汁をかけて干した肉のかわりにしゃぶしゃぶする肉もどきは女将の自家製です。
タレや薬味も自家製がズラリと並びます。自家製ラー油・自家製レモンポン酢タレ・自家製胡麻マヨネーズソース・大根おろし+七味・ねぎ。これらを赤富士豚や新鮮野菜と自由 にアレンジして楽しみます。
箸休めのトマト・ラムレーズンピクルスも添加物不使用の自家製。こちらのオリジナルピクルスはこれから販売予定で試作中なんだとか。
筆者はワインとともに楽しんだのでこのままデザートに移りましたが、〆に雑炊が用意されているのでおなかと相談してお好みでどうぞ。
おフランスなモーニング
旅の楽しみモーニングは打って変わって、フランスにでも旅行に来たかのようなオシャレな雰囲気。パンは、特別に仕入れるプレッチェル(プレーン・岩塩・練乳ミルク)とメアコーンから2種選べます。
スクランブルエッグはラグジュアリーホテル顔負けの仕上がり。オリジナルハーブソルトで味付けされた豚ロース エゴマの葉、大きな無添加ベーコンを女将が自ら作る自家製にんじんドレッシング・自家製サウザンアイランドソースやカシスマスタード、マスタード、 ケチャップで楽しみます。かわいらしいピンクの紅芯大根ポタージュは、ディナーでも登場したろっぽう野菜。デザートや、ジュース・ハーブティーまで付いた豪華なモーニングでした。
リピーターが多い「伊豆高原 古民家の宿 美陽」
特別なものではないけれど、静岡のおいしい野菜とお肉を食べてゆっくりくつろいでほしい!まだ日の目を見ない静岡の食材を率先して使ってたくさんの方に伝えていきたいと話す女将がとても印象的でした。2023年7月オープンの新しいお宿ですがリピーターが多いのは、女将の人柄に尽きます。ウェルカムスイーツは筆者が甘党だということを会話から察知してくださり、スイーツ3点盛り。そんな心配りが随所にちりばめられた「伊豆高原 古民家の宿 美陽」。1日1組限定、大正浪漫な古民家宿で温泉と静岡美食と女将のおもてなしに触れる旅はいかがでしょうか?
【詳細】
名称:伊豆高原 古民家の宿 美陽
所在地:静岡県伊東市池624-13
料金:
2名予約 25.000円(税込)~ / 1名 入浴税込・サービス税込
1名貸し切り 40.000円(税込)~ 入浴税込・サービス税込
営業日:金・土・日 ※他曜日は要相談
定休日:水曜日
https://izukogenvivi1120kominkanoyado.com/