静岡県遠州中東遠地域(静岡県西部の磐田市から御前崎市にかけての地域)は、浜松市と静岡市に挟まれ、魅力的な観光スポットやグルメ・スイーツが存在するもなかなかスポッ トが当たって来なかった地域。今回、行政と静岡県西部地区を代表するインフルエンサーの食べるしずおかこと、たべしずさんがタッグを組んでこの地域のPRに乗りだしました。魅力を再発見するモニターツアーが企画され、SNSで発信する取組が始動。張り切って密着取材して来ましたので、ご紹介します!
目の霊山 油山寺(ゆさんじ)
今回のツアーは全国的にも珍しい目にご利益があるとされる、遠州三山の1つ医王山薬王 院油山寺(いおうざんやくおういんゆさんじ)からスタート。孝謙天皇が眼の病気を患っ た折に本尊の薬師如来に眼病平癒を祈願し、境内を流れる「るりの滝」に加持祈祷を行い霊水で眼を洗ったところ、病気が全快したことに由来します。事前に申し込みをすれば「るりの滝」で、滝行の体験修行もできるんだとか。日常から離れて自分の心と向き合ってみるのも良いかもしれませんね。
モニターツアーの日は秋が深まる11月末。三重塔がたたずむ山頂は紅葉が進み緑と赤の見事なグラデーション。たくさんの方が足を止めてその美しさを写真に切り取っていましたよ。豊かな自然の中にある油山寺。たくさんの文化財が点在する広い境内は見所が満載です。ゆったりと散策してみてください。
境内には、胡麻風味のこし餡のお饅頭「ごりやくまんじゅう」を販売する一休庵があります。ごりやくは人に与えてかえるもの。参拝のお土産におすすめです。
アクティ森で創作体験&昼食
次は袋井市から森町に移動し、アクティ森で自然体験です。こちらの施設では、伝統技術 やアウトドア、地元の食などの体験が可能です。今回は、自分で選んだ草木を使った草木 染めの体験が待っていましたよ。
染料は地元森町の、茜・藍・メロン葉・栗など季節折々の草木。手染めで自分の好きな柄に染め上げます。約45分の手軽な体験で、作品はその日に持ち帰りできるのも嬉しい!
筆者は中央に鳥のモチーフを入れ、四方に絞りの模様をあしらった茜色のハンカチを製作。みなさん童心に返って楽しそうに作業されているのが印象的でした。子どもだけでなく大人も楽しめる伝統体験です。その他、陶芸や和紙作りなどさまざまな体験がラインアップされているので何度も訪れて楽しみたいですね。お待ちかねの昼食は、施設内の「森のレストラン かわせみ」で森町の里山を感じるお食事を。筆者は、自然薯膳をチョイス。季節メニューや、お店のおすすめ定番メニュー太田川ダムをイメージしたアクティ森オリジナルカレー「太田川ダムカレー」など種類も豊富です。
大国様を祀る、小國神社
ラストを飾るのは、森町といえばやはり小國神社(遠江国一宮)!大国様を祀る遠州地方第1の社として全国各地から多くの参拝者が訪れる神社です。モニターツアーでは神主さん自ら境内を案内してくださいました。自身で訪れた際は見落としていた、天皇が派遣する使者「勅使」が歩んだ参道に始まり…
家康公が犬居城攻略の道すがら参拝し腰かけて休息されたと伝えられる「立ち上がり石」などの紹介を聞き、しっかりと参拝を済ませた後は…
御神域を流れる宮川の清流と紅葉のコラボレーションを。息をのむ、美しい景色をたくさんの方がカメラやスマートフォンで撮影していました。最後は、ことまち横丁で甘味タイム!季節限定「きなこわらび餅おしるこ」をゆっくり堪能して散策で冷えた体を温めてモニターツアーフィニッシュです。
もっと知りたい!静岡県遠州中東遠地域
袋井市と森町をクローズアップしたモニターツアーはいかがでしたたか?どのスポットも魅力的でさらに深掘りしたくなりませんか?住み慣れた町にも知らない魅力が眠っている。それを掘り起こし発信していく作業はまさに原石を磨く作業。行政と地元インフルエンサーがタッグを組むことで地域創生の可能性をひしひしと感じる密着取材となりました。
【施設詳細】
・油山寺
静岡県袋井市村松1番地
TEL:0538-42-3633
・森町体験の里 アクティ森
静岡県周智郡森町問詰1115-1
TEL:0538-85-0115
・小國神社
静岡県周智郡森町一宮 3956-1
TEL:0538-89-7302
【静岡県遠州観光協議会】
・袋井市 商業観光課 商業観光室
TEL:0538-44-3156
MAIL:kankou@city.fukuroi.shizuoka.jp
・森町 産業課 商工観光係
TEL:0538-85-6319
MAIL:kanko@town.shizuoka-mori.lg.jp
・食べるしずおか
https://www.instagram.com/taberu_shizuoka/