文章を考えたり、資料をまとめたり、調べものをしたり。今では生成AIが、日々の仕事をサポートしてくれる身近な存在になっています。これまで時間がかかっていた作業も、AIを活用することで効率よく進められるようになりました。しかし、便利になったはずなのに、なぜか以前とは違う疲れを感じる。そんな経験がある人もいるのではないでしょうか。

AIが出した回答を確認したり、いくつもの提案から適切なものを選んだりと、作業が減る一方で、新たに生まれる負担もあります。片岡物産株式会社が展開する「辻利」は、こうした生成AIの利用と休憩に関する実態を調査。生成AI利用者の84.6%が業務効率化を実感している一方で、56.0%が「AI疲れ」を感じていることが明らかになりました。さらに、AI疲れを感じる人の休憩に対する意識や、抹茶を飲む習慣との興味深い関係も見えてきました。

生成AIで仕事は効率化、一方で56.0%が「AI疲れ」を実感

生成AIの普及によって、仕事の進め方は大きく変わりつつあります。今回の調査でも、生成AIを利用する人の84.6%が「業務が効率化された」と回答しました。

文章の作成や情報収集など、さまざまな作業をサポートしてくれる生成AIですが、その便利さの一方で、新たな負担を感じている人も少なくありません。

調査では、56.0%がAI利用時に疲労や負担を感じていることがわかりました。具体的な負担として最も多かったのは、「AIの回答が正しいかチェックする必要がある」で43.2%でした。

生成AIが提示する情報は、必ずしもすべてが正確とは限りません。そのため、回答内容を確認したり、複数の選択肢から最終的な判断をしたりする作業は、人が担う必要があります。

作業時間を短縮できる一方で、確認や判断を繰り返すことが新たな負担となる。そんなAI時代ならではの「AI疲れ」が、今回の調査から浮かび上がっています。

「AI疲れ」を感じる人の97.6%が、手軽な「ひと息」を求めている

AI疲れを感じている人は、仕事の合間にどのような休憩を求めているのでしょうか。調査によると、AI疲れを「よく感じる」と回答した人の97.6%が「手軽にほっとひと息つきたい」と考えていることがわかりました。

また、「ととのう感覚を得たい」と考えている人も84.5%にのぼっています。ここでいう「ととのう」とは、忙しい日常の中でひと息つき、気持ちがほどけて自分のペースに戻ることを指しています。

本来取りたい休憩としては、「仮眠」「軽いストレッチや運動」「何も考えない時間」が上位に挙がりました。

AIによって作業を効率よく進められるようになったからこそ、仕事の合間には考えることから少し離れ、気持ちを切り替える時間を求めている人が多いようです。

84.4%が「ほっとする」と回答、休憩に選ばれる温かい飲み物

忙しい仕事の合間に、温かい飲み物を飲んでひと息つく。そんな何気ない習慣も、気分転換の方法として親しまれています。今回の調査では、全体の84.4%が「温かい飲み物を飲むとほっとする・落ち着く」と回答しました。

仕事中にまとまった休憩時間を取ることが難しくても、飲み物を用意してひと息つくことなら、比較的手軽に取り入れられます。温かい飲み物を楽しむ時間が、忙しい日常の中で気持ちを切り替えるきっかけの一つになっていることがうかがえます。

「AI疲れ」を感じる人は、職場・学校で抹茶を飲む割合が約3.3倍に

今回の調査では、AI疲れと抹茶の飲用習慣との間にも、興味深い関係が見られました。職場・学校で週1回以上抹茶を飲む人は、全体の15.6%でした。

これをAI疲れの有無で比較すると、AI疲れを感じる人では22.5%だったのに対し、感じない人では6.8%という結果に。その差は約3.3倍となっています。

また、職場・学校で抹茶を飲む理由として最も多かったのは、「ほっとしたい・気分転換したい」で31.0%でした。

抹茶を飲むシーンでは「午後の仕事・家事・勉強の合間」が34.2%で最多となっており、仕事や勉強の途中でひと息つきたいときに選ばれている様子がうかがえます。

AI疲れを感じる人ほど抹茶を飲む割合が高いという結果は、休憩や気分転換に対する意識と、飲み物の選び方との関係を考えるうえでも興味深いものです。

抹茶のイメージから見える、仕事の合間の「一服」

抹茶といえば、茶道などに代表される日本の伝統的な飲み物という印象を持つ人も多いでしょう。今回の調査で抹茶に対するイメージを尋ねたところ、最も多かったのは「日本の伝統的な飲み物」で46.4%でした。続いて「健康に良さそう」が31.0%、「高級感がある」が27.0%、「リラックスできそう」が24.6%となっています。

日本には、古くからお茶を飲んで「一服する」という文化があります。単に喉を潤すだけでなく、作業の手を止め、気持ちを切り替える時間としても親しまれてきました。

さまざまな作業が効率化され、次々と情報に触れる機会が増えている今、こうした「一服」の時間にも改めて目を向けてみたいところです。


<「AI活用と休憩の実態調査」調査概要>
実施時期:2026年9月8日(火)〜9月10日(木)
調査手法:インターネット調査
調査主体:片岡物産株式会社調べ
調査対象:全国の20〜69歳で、週3日以上、業務で生成AIを利用している男女500人
※本調査における「抹茶」は、「抹茶入り飲料」を含みます。


AI時代に必要な「ととのう時間」とは? 熊本大学・倉内祐樹准教授が解説

今回の調査結果について、緑茶や抹茶の成分と脳・メンタルヘルスの関係を研究する熊本大学大学院の倉内祐樹准教授がコメントを寄せています。

AIの活用によって作業そのものは効率化しても、AIが出した回答の正しさを確認し、複数の選択肢から最終的に判断する役割は、依然として人に残ります。今回の調査結果からは、私たちが“常に考え、判断し続けなければならない状態”にあるという、AI時代ならではの新たな負担がうかがえます。今回の調査で「AIの回答が正しいかチェックする必要がある」が負担の最多となったことは、AI時代の疲れが、単なる作業量ではなく“判断の連続”から生じている可能性を示唆しています。

こうした環境では、いったん“考え続ける状態”から離れて自分のペースに戻るための“ととのう”時間を意識的につくることが大切です。飲み物をいれてひと息つくことも、仕事から気持ちを切り替えるきっかけになります。

なかでも抹茶には、緑茶に特徴的なアミノ酸であるテアニンや、ポリフェノールの一種であるカテキンが多く含まれ、これら成分と脳機能やストレス、認知機能との関係についてもさまざまな研究が行われています。

AIによって「答えを得る」ことが速くなった今だからこそ、人が意識的に作業から離れ、判断を止める時間を持つことには意味があります。温かい飲み物を飲む、抹茶でひと息つくといった日常の習慣も、そのための一つのきっかけになり得るでしょう。


<専門家プロフィール>
倉内祐樹(くらうち・ゆうき)氏
熊本大学大学院生命科学研究部 薬物活性学分野 准教授。精神薬理学・行動薬理学を専門とし、緑茶や抹茶に含まれるテアニン、カテキンなどの成分が脳やメンタルヘルスに与える影響について研究しています。

仕事や家事の合間に楽しめる「辻利 抹茶ミルク」も紹介

今回の調査を発表した辻利では、家庭でも手軽に抹茶を楽しめる粉末タイプの抹茶飲料を展開しています。

「辻利 抹茶ミルク」は、茶匠が厳選した抹茶とミルクの甘さをバランスよく楽しめる商品です。お湯だけでなく、水や冷たい牛乳にも溶けるため、季節を問わず楽しめます。

一方、「辻利 抹茶ミルク お濃い茶仕立て」は、通常の「辻利 抹茶ミルク」と比べて抹茶を2倍使用した商品。ほろ苦さと濃厚な抹茶の風味が特徴です。

いずれも国産抹茶を100%使用しており、仕事や家事の合間など、ちょっとひと息つきたいときに手軽に取り入れられます。


<商品概要>
●辻利 抹茶ミルク
内容量:140g
希望小売価格:702円(税込)

●辻利 抹茶ミルク お濃い茶仕立て
内容量:120g
希望小売価格:1,037円(税込)

AIが身近になった今、休憩の取り方にも目を向けて

生成AIの登場によって、これまで時間がかかっていた作業を短時間で進められるようになり、仕事の効率化を実感している人も多くなっています。その一方で、AIの回答を確認したり、判断を繰り返したりすることに疲れを感じる人もいることが、今回の調査から明らかになりました。

便利なツールを上手に使いこなすことはもちろんですが、仕事の合間にどのような休憩を取るかも、日々の過ごし方を考えるうえで大切なポイントになりそうです。

温かい飲み物を用意してひと息ついたり、少し手を止めて何も考えない時間をつくったり。特別なことをしなくても、気持ちを切り替えるきっかけは身近なところにあります。AIと向き合う時間が増えている今だからこそ、ときには画面から目を離して、自分のペースで過ごす時間も大切にしたいですね。